NLPでは相手を観察することが大前提となります。その際のスキルとして、バックトラッキングやミラーリングという手法を用いますが、根底にあるのはカリブレーション(観察)となります。
[NLP;カリブレーション(観察)]
相手の反応を読み取る方法、観察スキルのことを『カリブレーション』といいます。とりわけ顔の表情や顔色、眼球の動き、姿勢や呼吸の変化などの微細な身体反応や、微妙な変化を読み取って相手を観察します。
[NLP;バックトラッキング]
相手の言葉をそのまま言い返すことをバックトラッキングといいます。下記のように3種類に分類されます。
(1.)オウム返しのように、そのままの言葉を言い返す
(2.)要約して言い返す
(3.)キーワードを使って、言い返す
バックトラッキングは、相手の言葉を繰り返すことによって無意識に親密感を持たせます。
例えば、「今日はいい天気で気持ちがいいですね」と云われたら、「本当にいい天気ですね」とか、「本当にいい気持ちですね」などと返すことで、相手とのラポールを築くきっかけとなります。
[NLP;ミラーリング]
鏡に映るように、相手の真似をするのがミラーリングです。仕草、姿勢、言葉使いなど、相手の動作に自分の動作を合わせることを”ミラーリング”といいます。相手の無意識に一体感を感じさせるラポール形成のためのテクニックのひとつです。
カリブレーションによって、相手を観察し、バックトラッキングやミラーリングといったテクニックによってラポール形成を行うのがNLPのテクニックの基本になります。
コミュニケーションを円滑にするために意識的、又は無意識に試みるのが『メタモデル』です。メタ(meta-)とは、「高次な-」「超-」「-間の」「-を含んだ」「-の後ろの」等の意味の接頭語ですが、NLPにおけるメタモデルとは、欠落した文章を顕在化する為に具体的な質問をする技法です。
NLPのメタモデルは、「一般化」・「歪曲」・「省略」の3つに分類されます。
◆一般化
必要性の叙法助動詞→無意識のうちに限界を定めてしまう。
可能性の叙法助動詞→~すべきだ、~すべきでない、と決めている為。
普遍的数量詞→「すべて」、「絶対」、「決して~ない」など、例外を認めない事。
◆歪曲
等価の複合観念→2つの意味が同じ意味を持つ。
前提→何か前提があり、それを明らかにする。
因果→原因と結果の関係を明らかにする。
憶測→他人の気持ちをや考え方を決めつける事。
◆省略
不特定名詞→具体的な事を示さない事。
不特定動詞→具体的な行動を示さない事。
比較→比較対象の省略。
判断→判断基準の省略。
名詞化→プロセスを静止した名詞かする事。
NLPのメタモデルは、次のような目的で使用します。(1.)相手の情報を集める、(2.)言葉の意味を明確にする、(3.)制約を認識する、(4.)選択の可能性を認識し広げる。
優れたマネージャーやリーダーは相手の言葉の意味をしっかり理解し、ラポール(信頼関係)を構築します。相手とのラポールを土台として質問をすると良いでしょう。
前回は、NLPの代表的システムについてお話しました。
相手の言葉だったり、目や手の動きに注目することで相手がどのシステムを中心に使い人の話を聞いているのかということが知ることができるのです。
そして、その相手の代表的なシステムに合わせて自分の表現を変えることで、円滑なコミュニケーションを図ることが可能になる。
NLPとはそのようなコミュニケーションテクニックの1つでもあるのです。
ほかに具体的な技法としては、アンカリングと呼ばれるものがあります。
これは五感からの情報をきっかけにして、特定の感情だったり反応を引き出すプロセスを作り出すことです。
スポーツ選手などで多くみられるのですが、試合や勝負前に行う動きだったり、習慣のこともアンカリングと言います。
アンカリングはNLP(神経言語プログラミング)のなかでも、使用頻度が高く、大変重要なものであると同時に効果の高いテクニックの1つだとされています。
ほかには、アイ・アクセシング・エクササイズと呼ばれるものがあります。
これは、目の動きを行うことで過去の出来事だったり、将来に対する不安などの印象を変化させるエクササイズの1つです。
脳に整理された記憶だったり、不安にアクセスする際の目の方向を利用して、その方向を少し変化させることで、過去の記憶だったり不安という感情を思い出しにくくするテクニックの1つです。
これは、代表的システムのVAKモデルで視覚優位の方へ効果が期待されるテクニックの1つです。
NLPの資格についてお話するサイトなのですが、そもそもNLPとはどんなものなのか?ということを簡単にでも理解していただかないと、いきなりNLPの資格についてお話しても「何のこと?」というようになってしまうので、今回はNLPの具体的な技法についてお話していこうと思います。
1970年代にアメリカの若き天才たちによって、体系化されたNLPは、ベトナム戦争の際に心理治療の現場で素晴らしい効果を発揮したことがきっかけとなり、1980年代頃からはビジネスや教育などの分野でもこのNLPというものが応用されながら活用されるようになってきました。
NLPが誕生したのが1970年代で、1980年代になると第2世代のNLPと呼ばれるようになり、そして1980年後半から1990年代以降になると第3世代のNLPと呼ばれるようになり、NLPというもがいかに長くいろんな場面で活用され、そして進化しているということがお分かりいただけると思います。
次にお話するのが、NLPの具体的な技法についてです。
具体的な技法についてお話するためにはまず何と言ってもNLPの代表システムと言ってもいい
VAKモデルについてお話しなければいけません。
私たち人間は、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を通して、いろいろな情報を記憶したり認識したりして、ほかの人とコミュニケーションをとっています。
この五感をもっと大きく分けて、視覚・聴覚・体感覚といったように3つに分けることができます。
これらを英語表記したものの頭文字をとったのがVAKモデルです。
この3つの感覚を人は主にどれを使っているかを知ることで、その相手の目の動きや言葉、手の動きなどを観察することで、その人の気持ちを見分けることができるようになるのです。